ヒトに優しい車、ホンダ「N-BOX」~新型N-BOXの注目すべき特徴は~

ホンダの「N-BOX」は、車内空間を広くできるシート設計や、利便性を高める荷室の特殊構造など、その魅力はひとつではありません。
新しく誕生した新型N-BOXには、生活者が抱える不便を細やかな工夫で解消し、クルマとの暮らしを快適にしてくれる魅力がつまっています。
今回は、ホンダ「N-BOX」の注目すべき特徴をひとつ一つご説明していきます。

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空間を自由に使うための「スーパースライドシート」

N-BOX最上位モデルの「G・EXグレード」に搭載された助手席スーパースライドシートは、従来のタイプよりスライド幅が大きくなった点に注目です。

 

パワーアップしたスライドシート

新型スーパースライドシートのスライド幅は、570mm。
この可動域が大きくなった秘密は、シート下に取り付けられたレールにあります。
燃料タンクの薄型化を実現したことにより、助手席スーパースライドシート用ロングレールの敷設を可能としました。
シートを前に出せば車内移動もストレスフリー、後ろに下げれば後部座席に座っている家族との距離もぐっと近くなります。
後部のチャイルドシートへも簡単に気配りができるため、小さなお子さんのいる方も安心です。

 

どの席からも操作と移動が簡単

スーパースライドシートのレバーは、助手席の前後に配置されています。
前と後ろどの席からも楽に操作ができて手間もかかりません。
また、助手席の背もたれを倒して前方にスライドさせるだけで、車内空間が広くなり、前後席間の移動がとてもスムーズになります。
チャイルドシートにお子さんを座らせて、そのまま中から運転席への移動も可能。
雨の日にわざわざ車外を回る必要もありません。

 

使い方次第で、車内空間が楽しくなる

運転席の後ろにチャイルドシートを配置して、助手席を後方に下げれば、助手席からお子さんが手の届く距離に。
後ろに移動する必要もなく、車内での会話を楽しみながらお子さんのお世話ができるシートアレンジも、多くのユーザーに喜ばれています。

 

足元の空間も、助手席を後方にスライドさせるだけでゆったりとした空間が生まれます。
家族みんなでアウトドアに出かけた際も、足元に履き替え用の靴をそろえておけば、車内で簡単に履き替えられるため、お出かけ前の準備で慌てる必要もありません。

 

自転車も楽に積み込める「低床荷室」

N-BOXは、低床荷室の設計によって、軽自動車とは思えない高い収納性を実現しています。

 

ゆったりとした空間

後席を前にずらすだけで、ゆとりのある荷室が生まれます。
後席の「チップアップ&ダイブダウン機能付きスライドリアシート」でスライド幅190mmを実現。
荷物を載せられる空間が確保できます。
スライド幅の範囲内で調整できる仕組みで、荷物の大きさや量に合わせた荷室アレンジが可能です。

 

燃料タンクのない設計が生み出す空間

荷室は燃料タンクのない設計で低い床と高い天井を実現。
これで27インチ(全長182㎝、全幅56㎝、全高103㎝)自転車などの大きな荷物も積み込めます。
さらに、後ろの席を折りたためば、低くて広い床面にアレンジができて、大型サイズの荷物もスッポリ収納可能。
後ろ席を倒す操作は、レバーを引くだけのワンアクションだから楽々です。
背もたれを起こしてから操作レバーを引けば、元の状態に戻ります。
力も手間もかからないシートアレンジで、荷物の出し入れも苦になりません。

 

便利なチップアップ式の後席

いくら広い荷室を確保できても、駐車場が狭くてテールゲートが開けられない状況のときは、荷物の出し入れに苦労してしまうでしょう。
N-BOXの後ろ席を上手に活用すれば、そんな問題も解決。
後席の座面をチップアップ(跳ね上げ)できる仕組みで、ベビーカーもたたまずに簡単積み込みが可能です。

 

安心して運転できる「広い視界」

乗り心地や車内の快適性も重視すべきポイントですが、やはり「安心して運転したい」というニーズも見落とせません。
N-BOXは、見通しの悪い交差点でも不安を感じることのないように、周囲を見渡すのにちょうどよい140㎝前後に目線の高さを設定しています。
これによって、視界のキャパシティがさらに広くなったと言えるでしょう。

 

ピラーを細くしてさらに広く

N-BOXの安全性を高めるためには、車高以外のほかのところでも工夫した設計が必要。
開発チームがそんな思いで着目したのが、「ピラーの幅」です。
視界の領域を決定づけるピラーが細ければ細いほど、視界は広がります。
しかし、ピラーを削りすぎてはむしろ安全性が損なわれてしまいます。
そこで開発チームは、ピラーの機能性を維持しつつ、視界不良とならない範囲で最適の細さを追求。
VR(バーチャルリアリティ技術)を用いた実験を繰り返すなか、「数値よりも人が見たときの感覚がどうであるかが重要」という新しい視点も加え、とうとう細さ55mm最適な数値であるという結論にたどり着きした。
初代N-BOXのピラー82㎜と比べると、その差は歴然です。
新型N-BOXで得られるワイドな視界は、ひとえに「安全性の高いクルマで運転してもらいたい」という開発者の思いによるものでしょう。

 

車内での会話がしやすい「室内の静粛性」

nboxのイメージ
市街地や工事現場の近く、高速道路など、周囲の環境に左右されずに車内での会話を楽しみたいものです。
N-BOXでは、そんな願いを叶えるための室内設計も重視されています。
振動や騒音を発生源で抑制するエンジンマウントシステムや、ノイズの侵入を確実に抑える軽量防音システムなど、いくつもの高度な機能が合わさって車内空間の静粛性を確保しています。

 

振動を抑えるマウントシステム

振動を限りなく抑えるために、3つのマウントシステムの配置に工夫が凝らされています。
大きな動力を発生させる自動車だけに、エンジン稼働の振動がもたらす騒音をいかに小さくするかが車内の静粛性を維持するうえで大きなポイント。
N-BOXでは、振動幅の中心軸を重心に近づけ、さらにマウントを低パネレート化することで、ボディやステアリングに伝わる振動を抑制。
車内に伝わる騒音はこれによって最小化できたと言えます。
また、サイドマウントに液封タイプを採用し、走行中のエンジンの動きを適切にコントロール。
乗り心地が犠牲になることなく、静粛性を高いレベルまで引き上げています。

 

ノイズの侵入を抑える軽量防音システム

ボディやシャシーの構造も、静粛性を意識した設計となっています。
従来使われてきた重い制振材料も、最小限に抑制して振動レベルを低減。
さらに軽減効果を狙って防音材や遮音材を適切に配置して、コンパクトかつ静粛性に富んだ防音システムの確立に成功しています。

 

さまざまな防音材を配置

N-BOXのボディには、振動を押さえて静粛性を保つためのさまざまな防音材料が配置されています。
ルーフライニングの裏側には、「ルーフライニングインシュレーター」を配置してクルーズ時の静粛性向上を実現。
ダッシュボードの車内側には、「ダッシュボードインシュレーター」を施し、エンジン加速にともなう音の響きを抑制しています。
さらにリアサイドライニングの裏側にもインシュレーターを配備して、クルーズ時のロードノイズを軽減、これで耳障りな音はシャットアウトです。

 

そのほかにも、エンジン音やロードノイズを遮断する「フロントフェンダーエンクロージャー」、ダッシュボードのエンジンルーム側に設置して吸音性を高める「ダッシュボードアウターインシュレーター」など、従来モデルよりさらにグレードアップした防音システムが各所に搭載されています。

 

まとめ

乗り降りを楽にするスーパースライドシートに、収納上手な荷室。
運転すればワイドな視界で気軽にドライブできて、同乗者との会話はすぐれた車内設計が約束してくれる。
新型N-BOXには、ユーザー目線のやさしい工夫が随所にちりばめられています。
さまざまな魅力を加えて新しく生まれ変わったN-BOXに、今後も注目です。

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